著者：田畑農耕地

2020年12月13日公開

短編小説

手紙を書いて中に入れれば、過去の自分に送ることができる。クッキーか何かの缶を見せて得意げにそんなことを言っていたマリちゃんが今日、別の町へ引っ越していく。短編集『ショートショートはもう沢山』に収録。

●アンソロジー「手紙」（Text-Revolutions準備会）参加作

著者：田畑農耕地

2019年11月18日公開

短編小説

高校生と光合成をめぐる青春小説。短編集『ショートショートはもう沢山』に収録。

●『アンソロジー光』参加作

著者：田畑農耕地

2019年11月5日公開

長編小説

国家プロジェクトの恋愛特区に指定されている二百万人都市、恋島。そこでは脳に埋め込まれた装置クピドナが相性の良い個人間で互いに好意を生み出すことで、住民皆に幸福な恋愛が保証されていた。高三を目前にしても恋人ができずにいた待雪草太は幼馴染の冬蔦銀花とともに社会問題研究部に入部し、クピドナと恋島の本質へ迫っていく――。恋愛が約束された社会で真実の愛を抉る問題作。

著者：田畑農耕地

2019年7月17日公開

短編小説

悪い出来事は、予想もしていなかったときに起こるものだから。奇妙でくだらないおまじないに取り組む中学生のお話。短編集『ショートショートはもう沢山』に収録。

●アンソロジー「imagine」（Text-Revolutions準備会）参加作

2019年1月19日公開

短編小説

一級河川をまたぐコンクリート橋の歩道の真ん中から、私は小高い堤防の向こう側に広がる花畑を見下ろす。花畑としか呼称されない、固有の名前を持たない花畑を。短編集『ショートショートはもう沢山』に収録。

●アンソロジー「花」（Text-Revolutions準備会）参加作

2018年5月3日公開

短編小説

あれは小学二年生のときのこと。この海は、魔法の海なんだ。ヨッちゃんはそう言った。短編集『アンチ文化侵略』に収録。

●アンソロジー「海」（Text-Revolutions準備会）参加作

2017年9月6日公開

短編小説

ちょっとした正義の味方に憧れる僕と、品行方正で快活な委員長と、それから世界のお話。短編集『アンチ文化侵略』に収録。

●アンソロジー「祭」（Text-Revolutions準備会）参加作

2017年8月7日公開

短編小説

給料の見返りとして会社の顧客を増やす業務に邁進する、すなわちサラリーマンの青年。彼が死後の世界で見つけたのは「恐るべき魔物」だった。短編集『忘れえぬ生涯』に収録。

2017年8月5日公開

短編小説

会社帰りに浜辺を散歩する青年はある日、折り畳まれた紙片の入ったガラス瓶を見つけた。短編集『忘れえぬ生涯』に収録。

2016年9月30日公開

短編小説

競合相手の偵察に来たスーパーマーケット社員。店内をくまなく調べた先で、彼は売り上げの秘密にたどり着く。短編集『田舎へ旅を』に収録。

2016年9月23日公開

短編小説

ますます豊かになる世界とますます退屈になる世界、二つの世界で働く青年の日常。短編集『田舎へ旅を』に収録。

2016年9月7日公開

短編小説

講和会議に臨む外務大臣と補佐官。戦勝国である彼らが相手国に提示した講和条約案の内容とは。短編集『田舎へ旅を』に収録。

●アンソロジー「和」（Text-Revolutions準備会）参加作